永久脱毛の実現したい野望
湾岸戦争は本質的にアングロサクソンの戦争だった。
アメリカのアラブへの利権、イギリスのパレスチナへの利権がからみ、多国籍軍とはいいながらアングロサクソンの戦争だった。
そこのメンバーシップに日本を入れてはくれない。
最近嫌米派がふえているが、これは一時的な現象とは思えない。
しかしその嫌米派ですら、かりにビジターだとしても、日本がアメリカと友好関係を保つ以外、日本の将来がないことを知っている。
どちらからも欲求不満がたまる。
いつかれらが反米派になるかわからない。
政治二流の日本は、しばらくアメリカとアジアの間を漂流することになるだろう。
成功の復讐を受ける日本。
石川好が面白いことをいっていた。
太平洋戦争でアメリカの物量作戦、技術と品質で完敗した日本人は、戦後アメリカに本気で経済戦争を挑んだ。
経済戦争で勝とうとして必死になった。
しかしアメリカは経済戦争などする気はなく、競争のつもりだった。
確かにそういわれれば、そのとおりである。
私なども、プラザ合意の行なわれたニューヨークのプラザホテルに泊まって、風呂のなかで軍歌をうなってしまう。
どこかに日の丸を背負っている気持ちがある。
だからサラリーマンのことを経済戦士、企業戦士ともいう。
しかしもうこういう貧乏臭い怨念のようなものをいつまでも引きずっている時代ではない。
理想をいえば、アメリカと日本はゆるやかな競争的連合体であるべきである。
ドラッカーのいうように、敵対的貿易はやるべきではない。
日本がアメリカに経済戦争を挑んだもう1つの理由は、逆説的ないい方だが、よもやアメリカが負けるとは思っていなかったからである。
日本電気の中興の祖といわれた小林宏治元会長が、アメリカでアポロ計画が成功して月に人間が到着したときに、これだけのコンピュータ技術に日本は追いつけっこないと思ってへたへたと座り込んでしまったという。
私自身、自分の生きている内に国産車がフォードを抜く時代が来るとは思っていなかった。
トヨタ織機の時代にアメリカはT型フォードをつくっており、ソニーがトランジスタラジオをつくるかつくらないかのとき、向こうはコンピュータをつくっていた。
大阪万博の前年の69年にアポロが月に行く。
アメリカがおかしくなったのは70年代後半からである。
80年代に入って、アメリカ産業界の弱体化はもうだれの目にもはっきりしてきた。
強いアメリカ、巨大なアメリカを夢見て、レーガンは、サラ金経済に走り、以後アメリカは双子の赤字に苦しむことになる。
そのレーガンのサラ金経済の恩恵をもっとも受けたのが日本である。
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